Shing02さんが、鎌仲監督との出逢いと「小さき声のカノン/Little Voices from Fukushima」へのサントラ制作について語る 

スタッフ日記

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http://e22.com/blog/
https://www.facebook.com/ShingoAnnen
言葉をとても大事にする唯一無二のアーティスト。

鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)のパンフレットに書かれたShing02さんのメッセージは、いまも心に残ります。

 

・・・・・・・・・・・・☆

遅かれ早かれ、変化の波はやってくる。満ち引きのようにやさしいさざ波かもしれないし、突然、地震とともに押し寄せる津波かもしれない。 その波に呑まれるか、乗るか。ただ、乗るといっても容易ではない。波の動きを遠くから読み、全力で漕いで勢いをつけて、波の先端でバランスを取りながら舵を取るのだ、誰だって初めてのトライは失敗する。初めから完璧な人などいないからだ。試行錯誤こそ、技術の体得になる。

鎌仲ひとみ監督は、時代の波乗りを撮っている監督だ。それは、難しい波でもあるし、もちろん監督自身が波に乗っているからこそ、カメラで追跡することができる。浜から傍観しているだけでは収めることが無謀なシーンがスクリーンに溢れている。

☆・・・・・・・・・・・

ミツバチの羽音と地球の回転
http://888earth.net/top.html

サントラ盤
http://888earth.net/cddvd.html

その生き方のスタイル、知識、センス、感性。
いろんな面で、鎌仲ひとみ監督は彼に全幅の信頼を置いています。

「ミツバチの羽音と地球の回転」「内部被ばくを生き抜く」に引き続き、 「小さき声のカノン -選択する人々」のサウンドトラックも、Shing 02さんにお任せします。

どんな音を聞かせ、どんな歌詞を書いてくださるのか。
完成が、本当に楽しみです。

先日「小さき声のカノン」の試写に立ち会ったShing02さんが、ブログ にこれまでの経緯と、クラウドファンディングの応援、そして作品の感想を綴ってくださっています。ぜひぜひ、お読みください。

 

+*+* Shing02さん から +*+*

鎌仲ひとみ監督「小さき声のカノン」のサントラ提供、これまでの歩みについて、感想文を書きました。
http://e22.com/blog/?p=1380
皆さんはどう思いますか?

・・・

福島とベラルーシの子供達や母親に焦点を当てた鎌仲ひとみ監督の最新作、 「小さき声のカノン」のサントラを制作中です。
http://kamanaka.com/works/works-next/

クラウド・ファンディングでサポートしてくれた方は、3000円/$30からShing02プロデュースのサウンドトラック(デジタルダウンロード)が含まれています。英語版トレーラーにも登場するピアノ楽曲や、書き下ろしのラップ曲も含まれます。このようなプラットフォームは単に資金集めとしてではなく「関心を関係に変換する」ことによって、テーマを身近にする有効的な方法だと思っています。

日本語 (Motion Gallery)
https://motion-gallery.net/projects/littlevoicecanon

English (Indiegogo)
https://www.indiegogo.com/projects/little-voices-from-fukushima

さて、鎌仲ひとみ監督とは「ヒバクシャ ―世界の終わりに」(2003) で 偶然にも英語字幕を手伝ったことからご縁が始まり(そのきっかけは森住卓さんのイラクの子供達の写真展を観に行ったことでした)、「六ヶ所村ラプソディー」(2006) の時はさほど親交がありませんでしたが、 同時期に自分が坂本龍一氏との「STOP ROKKASHO」プロジェクト
http://stop-rokkasho.org/
を始めた事により「僕と核」を発表し、
http://e22.com/atom/

そこから「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)、震災後の「内部被ばくを生き抜く」(2012)の音楽を担当させて頂きました。

「小さき声のカノン」(英題:Little Voices from Fukushima) は、2011年の福島第一原発事故後に放射能汚染の中で生活する母親たち、そしてその25年前になる1986年のチェルノブイリ原発事故以降のベラルーシではどのような事象と対策があったのかが、現地ドキュメントによる人間模様を通して伝わって来ます。

被曝に関する基準値や価値観は、環境問題のみならず、深刻な社会問題です。ひとつ重要なのは、当然ながら汚染は県境で決まる訳ではありません。福島県は都道府県三位の広大な土地ですし、県内には東京近郊よりずっと綺麗な場所が多くあります。ですから、事故の日から世界的に「フクシマ」と言う響きが「チェルノブイリ」に匹敵するイメージとなったことを変えることはできなくても「風評」は人々にとって多大な経済的、精神的ダメージになっています。三年以上経過した今でも、繊細なトピックですし、触れることはお互いに勇気のいる行為です。

しかしながら、現在進行形の土壌・大気・海洋汚染の影響をいくら「風化」させても、現実は変わらず、時間をかけて表面化します。(ましてや、福島の処理と、原発の是非を同列に語ることには無理があります)不安と軽視が拮抗する中、現在のベラルーシを25年先の日本の未来と想定した場合、「何をすれば影響を最小限に抑えることができるのか」と能動的に動くことが出来ると思います。全く同じ状況ではなくても、事故の状況や規模、人口密度など日本の方が深刻な面も沢山あることから、放射能汚染の影響を語ることは恣意的な誘導ではありません。健康は統計学で守ることはできないし、人生のリスクは確率論で片付けるべきでしょうか。

本作品は、人々がどのように感情的なフィルタを通して対処して来たのか、同時に医学的な立場から自分たちを守って来たのかが、優しく描かれています。電力問題を取り上げた「ミツバチ~」と同様に、日本の枠組みから外れた知見を取り入れることは、非常に重要です。それは空と海に国境などなく、大規模な変化が著しい星に住む地球市民として、まず知ること、そして関心を持つことが第一歩なのではないでしょうか。

peace

Shing02

~~~~~~~~~~~

 

FBで、 最後に「みなさんはどう思いますか?」と読者に投げかけています。

 

私たちは、いま 問われています。

「あなたは、どんな生き方を選択しますか?」と。

 

staff コハラ

 

 

【感謝】ご支援いただいております!モーションギャラリー。コレクターのみなさまからのメッセージ

スタッフ日記

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モーションギャラリーで鎌仲ひとみ監督の新作「小さき声のカノン -選択する人々」のクラウドファンディングがはじまって19日。

現在116人もの方々から、1,667,000円に達する貴重なご支援が集まっております。
https://motion-gallery.net/projects/littlevoicecanon

6月8日に、一日三回つぶやいていただく「小さき声のカノン つぶやき隊」は140人もの方々のご協力を得て大成功しました。
http://kamanaka.com/blog/staff/2831/

ありがたいことにその日にとどまらず、また情報が何度も巡りめぐって、 途切れなく、少しずつ、目標に一歩一歩と近づいています。

全国各地で、自主上映を開催したり、応援してくださった方々からのメッセージに、スタッフ一同 心から励まされ、勇気をいただいておりま
す。(小原は画面に向かって毎日、手を合わせております)

いくつかご本人を許可を得て、ご紹介いたします。

・・☆

かまちゃん!応援するぜ!

ひらたよしえさん

・・☆

たくさん募金はできないのですが、カマレポカフェや日ごろのネットワークを活かしてたくさんの人に拡散していきます!本当に鎌仲監督のよ
うな存在は今の日本にとって必要だとひしひしと感じています。ぶんぶん広がるミツバチ革命は必ず大きな力を動かすことができると信じてい
ます!映画完成まであと少し!がんばってください!

マスオカジュンコさん

・・☆

今日も南相馬市在住の方から「地元では話せない。皆、抑圧されているんだ。特に子供たちが心配なんだ。障害のある人たちが、親や親せき、
地域住民、教師、施設職員などからの抑圧に苦しんできた構図とよく似ているんだ」と言われました。今こそ、この映画が必要です。様々な抑
圧に押し殺されている小さき声を、自己責任に押し付けられる選択の苦しみを世に伝えてください。完成を心待ちにして応援します!

今村登さん

・・☆

鎌仲監督、スタッフのみなさま、応援しています。 口下手なわたしにとって、届きやすいメディアを作っていただけることはとても大きな力
です。先日も「体験した人の生の声ほど強いメッセージをもつものはない。」と鼻血問題で感じました。小さき声のカノン、わたしたちの声を
届くかたちにしてくださっているみなさまに感謝します。みなさまどうぞお体ご自愛くださいませ。

タナベヨシカさん

・・☆

どれもこれも、新作「小さき声のカノン」と、鎌仲監督に寄せていただいている想いが痛いほど伝わってくるうそのない言葉です。

100人を超える方々が、本当のことがなかなか伝わりにくいこの世の中で、これまでも長い間ドキュメンタリーという手法で誰も撮らない映像
と触れない思いを手渡しで届けてきた鎌仲映画に信頼して、少なくない、たいせつなお金を託してくださいました。その重みをひしひしを感じて、
気を引き締めております。

コレクターのみなさまからの心温まる、愛にあふれたメッセージは、こちらのページでご覧いただけます。
https://motion-gallery.net/projects/littlevoicecanon/backers

とはいえ、5,000,000円という非常に高い目標に対しては、まだやっと3分の一にたどり着いたところ。これからも、9月28日のゴールまで、引
き続きこの取り組みにご注目いただきますように、どうぞよろしくお願 いいたします。

また、参加型のアクションも起こしていきます。シェアしたり、RTしたり、想いを書いてくださったり。宣伝にご協力いただくのも、もちろん
大きなおおきな後押しになります。

この小さな映画が完成し、みなさんのところに届くまで、どうぞ、お力をお貸しください!

 

Staff コハラ

「小さき声のカノン つぶやき隊」大成功!みなさまのご支援、行動に心より感謝いたします♪

スタッフ日記

6月8日に実行した「小さき声のカノン つぶやき隊」の企画は、130人以上の方々のご協力をいただいて、大きな目に見える成果を生み出しました。そのドラマにまだ感激がさめやりません。時間差の余波も続いていて、

6月9日(月)未明に100万円の大台を突破、12時現在、1,066,000円のご支援をお預かりしております。

https://motion-gallery.net/projects/littlevoicecanon

昨夜遅くのアクション報告を掲載します。

+*+*+*+*+*+

皆様、本日は「小さき声のカノン つぶやき隊」の企画に賛同、ご参加いただき、誠にありがとうございました! 135人もの方が、動く、と表明してくださいました!
https://www.facebook.com/events/1517204825167280/

皆様のおかげで、こーーーんなすばらしい成果がありました~~\(^o^)/
全国(全世界)のみなさまのひとりひとりの行動のおかげです!
心から感謝いたします!!

ここまでのきょうの企画の最終結果を報告させていただきます。

6月8日 8:50→10:23→13:10→17:00→23:20の状況

「9時、12時、21時のつぶやき隊」

https://www.youtube.com/watch?v=p9uCjRSUXM4
紹介動画の再生回数 544回→544回→564回→651回→694回
★今日一日で150回視聴!

☆募金額
50人 704,000円(14%)
→53人 774,000円(15%)
→55人 787,000円!(15%)
→59人 813,000円!!(16%)
→65人 989,000円!!(ToT)/!(19%)
★15人 285,000円 増加!!!!

☆「小さき声のカノン ー選択する人々」のページ
https://www.facebook.com/littlevoicecanon
1,619 いいね!
→1,635 いいね!
→1,663 いいね!
→1,679 いいね!
→1,708 いいね!
★89 いいね! 増加

https://twitter.com/little_canon
フォロワー 372人
→378人
→388人
→400人
→416人
★44人 増加

+*+*++*+*

想像以上の効果に、胸がいっぱいです。

みなさんの鎌仲監督の新作への熱い想い、しっかりと受け止めて、ますますよい作品の完成、そして公開に向けて、襟を正していきたいと思いました!

鎌仲のこれまでの、作品への愚直なまでのこだわり、誰も撮らないから、だれかが撮らねばならないという使命感、そうとしかできない生き方が皆さんの心に響き、残っていたことに、心から感謝し、この仕事に携われた喜びを感じる一日でもありました。

みなさんも、参加して、宣伝する仕事、そしてその効果が数字として出ること、
いっしょに楽しんでいただけましたでしょうか。

モーションギャラリーは9月28日まで継続します。なかなかに高い目標ですので、時折、こういう参加できるイベントを企画していきたいと思いますので、次回、またぜひともご参加ください。そして、今後も、ぜひこの作品にご注目くださいませ!

本日は、本当に、ありがとうございました!

2014・6・8  staff コハラ

+*+*+*+*+**

 

全国のみなさまの小さな行動のたくさんの積み重ねが、
想像以上の力を生み出していることに心から励まされながら、
鎌仲スタッフ一同、モーションギャラリーの大きな目標の達成、
映画の完成、宣伝、公開という一大作業に力をあわせて向かってまいります。

今後とも、変わらぬご支援を、心よりおねがいいたします!

 

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ミニシアター「シネモンド」の15周年記念パーティ@石川

スタッフ日記

石川県在住の遠隔地スタッフ、コハラです。

石川唯一のミニシアター「シネモンド」の15周年記念パーティに行ってきました!

シネモンドは、金沢市中心部の香林坊109の4階にある90席の小さな映画館です。
この15年の間に石川県ではシネマコンプレックスが林立し、ミニシアターには厳しい状況の中、地域の人たちに愛され、親しまれて年間150本
ものシネモンドならではの映画を上映し続けてきてくださいました。

今回の15周年にあたっての【ファンファーレ・ロマンギャルド生演奏付き無声映画上映会】+【開館15周年パーティ】の費用はFAVVOでのクラウ
ドファンディングを利用したところ、35万円の資金がわずか四日間で集まったのです。
https://faavo.jp/ishikawa/project/146

黒沢清監督、若松孝二監督、河瀬直美監督、想田和弘監督、大森南朋さん、西島秀俊さん、加瀬亮さんといったそうそうたる映画監督・俳優さ
んも来館されていますが、最多登壇記録保持者はなんと、是枝裕和監督!

鎌仲映画も2006年の特集「Here & There ~六ヶ所村からパレスチナまで~」、2010年の「ミツバチの羽音と地球の回転」でお呼びいただいて
います。

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15周年に当たり、鎌仲監督もメッセージを送りましたので、ご紹介させていただきます。

*****

シネモンドのみなさま

自分が住んでいる街で映画を観るしあわせ。
それが当たり前にあった時代は過ぎてしまった。
映画を愛する人が、映画を観る場所をつくる
そして守る、時代となった。
そんな時代に映画を、しかもドキュメンタリー映画を
しかもしかも、核なんかテーマにしている私にとって
シネモンドさんで上映していただけることがどんなに
ありがたいことだったか。
金沢という街で、映画を愛する、地域のために何かしたいと
動く人たちと出会えて私の映画は人々に届きました。
15周年、おめでとうございます!
15年の歳月にどれだけの苦労や歓びがあったことか、
その一端でも参加できたこと、こんなうれしいことはないです。
私も映画をこれからも、できる限り作り続けていきます。
そしてシネモンドさんで上映をしていただけるように、
まだまだ長く、愛されるコミュニティシネマとして
生き延びてくださいね。

心からのありがとうを込めて。

鎌仲ひとみ

*****

当日のパーティは、オーガニックなお弁当をいただきながら、15年間の全上映作品のチラシをスライドで順々に映し、土肥悦子代表と北中元支配人、上野支配人が、思い出話や裏話を語り合いました。

作品によっては客席からちいさな歓声が上がり、シネモンドの15年の歴史と、客席から見る私たち一人ひとりの歴史が交錯して、なんともいえない懐かしくあまずっぱい想いのする、いい時間でした。

シネモンドクイズもあり、○×で答えて、全問正解で10人に残った私は、 狙っていた是枝監督サイン入り「ワンダフルライフ」の小説本というお 宝をGETいたしました!

来年には、経営存続をかけて再度、運営資金のクラウドファンディング に挑む、シネモンド。5年後にはみんなで20周年を祝えるように、仲間たちと末永く応援してゆきたいと思っております!

シネモンドのみなさん、15周年、本当におめでとうございます!

そして、映画を愛する全国のみなさん、地元のミニシアターを守り抜いてまいりましょう!

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【映画】映画館運営にもクラウドファンディング導入  シネモンド (金沢)来年計画  (北陸中日新聞 2013年11月29日)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/bunka/list/201311/CK2013112902000226.html

 経営立て直しへ イベント費用35万円は4日間で達成

経営の厳しい独立系映画館や映画の製作に、インターネットを通じ不特定多数から資金を募るクラウドファンディングを利用するケースが増えている。石川県内唯一のミニシアター「シネモンド」も、開館十五周年を迎える十二月に計画する記念イベントの費用として三十五万円を募り、四日間で目標を達成した。今回はイベント限定の試みだが、来年は運営費を集めることも検討する。(松岡等)

「金沢の人たちにこんなに支えられているんだとひしひしと感じた」。わずか四日での目標到達に、シネモンド代表の土肥悦子さんは感慨深げだ。

 一方で「年々入場者は減少し、一年間の運営費の不足は四百万円。通常の会社経営なら早く畳んだほうがいいだろうと思う。この数年は『本当に必要とされているのか。お客さんが来てくれないのに、なんで運営しているんだろう』と自問する日々だった」と率直に打ち明けた。クラウドファンディング活用は、経営状況についてスタッフと議論した中から出てきたアイデアだったという。

 シネモンドは一九九八年、映画配給会社に勤務経験のある土肥さんが開館した。ハリウッドや国内大手が配給しない作品や、採算に合わずとも他が上映しないドキュメンタリーなど、多様な映画を提供してきた。シネコン進出で、市中心部の映画館が次々に閉館していく中、まちなかで“映画の灯”を守る存在でもある。

 年間五万円で映画が見放題となる「オフィシャルサプライヤー制度」や、若い客層を育てるため高校生以下の入場料を一律五百円にすることも試みる。一時は官設民営の「コミュニティシネマ」とする道も模索。二〇〇七年に約一万四千人の署名を集め市に要請したが、かなわなかった。

 入場者の減少傾向は続き「ピークだった開館当時の約六割」(土肥さん)。来年計画する運営費の募集では、目標をより高く設定し、広く支援を求める考えだ。

シネモンド

 映画界でクラウドファンディングが広がっている背景の一つが急速なデジタル化だ。この数年で一気に進み、映画館はDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)と呼ばれる配給方式に対応したデジタル映写機の導入を迫られ、設備費用をまかなえない映画館に廃業も相次ぐ。埼玉県川越市の映画館「川越スカラ座」は今年、クラウドファンディングで約二百四十六万円の支援を集めた。

 しかしシネモンドがあえて運営立て直しにもクラウドファンディングを使おうとするのは、映画の多様性を守る役割を果たしながら、厳しい経営を強いられるミニシアターの置かれた状況を、社会に問いかけたいという思いがある。「欧州では行政の支援があり、映画館はデジタル化のメリットを生かしている。日本では借金して設備を入れても、重荷を背負うばかり」と。

 もう一つの利点に「支援とともにコミュニケーションがとれること」を挙げる。「意見を聞き、映画館の運営に参加しているという意識を持ってもらえるようにしたい。そのために、支援のリターン(見返り)には、入場券より、何を上映するか選べる権利など、参加型のものを考えたい」と話している。

(以下省略)

(staff コハラ)

Shing02 「はだしのゲン」英訳版をLAのJapan Foundation library に寄贈

スタッフ日記

石川県金沢市在住のstaff、コハラです。10年前、「ヒバクシャ 世界の終りに」を金沢で自主上映したのが鎌仲監督との出逢いでした。

先日、「ミツバチの羽音と地球の回転」で音楽を担当していただいた Shing02さんのお誕生日に 彼のウォールを見ると   「ん??!」

http://p.tl/0a9b

「donated “Barefoot Gen” (Vol. 1-10) to Japan Foundation library in LA! 託されていた「はだしのゲン」英語版 (全10巻) を寄贈しました。」 という記事が載っていました。

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・            ・・・写真は shing02 FBより

「ミツバチの羽音と地球の回転」をシネモンドで初上映する機会に合わせて、アメリカ在住のShing02さんを石川県金沢市お呼びする機会を得たのは、

2010年9月のこと。

私たちは満を持して「ぶんぶん石川」というグループをつくって、映画の公開と、Shing02のライブを盛り上げようと集まりました。それはすごい豪華メンバー(自画自賛)で、チラシもたくさんはけ、とてもいい雰囲気でした。
ところがうっかりしたことに、前売り券の数を読むことをしていなかったのです!  500人の目標を掲げてふたを開けてみると一日目のお客さんは・・・12人。

期間は二週間、一日一回。『このままでは金沢は失敗・・・』という状況から、「ぶんぶん石川」メンバーが本気を出して声をかけチケットを売って、二週間後、最終日はなんと札止めをすると言う事態になり、最終回はぴったり定員の90名満席、観客633人を動員しました。(懐かしいですね・・。丸3年前のことです)

 

映画の上映に合わせて金沢でライブを開催してくれたShing02さん。 鎌仲監督の対談記事で、シンゴさんが「はだしのゲン」を小学校の図書館で読んでから核や原爆に興味を持った、という記事があり、「ぶんぶん石川」有志は、 金沢の「プロジェクト・ゲン」の浅妻南海江さんや、二口芳彗子さんも翻訳に関わられた「はだしのゲン」の英語版全10巻をアメリカ在住のシンゴさんに贈ろう、と決めたのです。

その時の投稿と記事がミツバチ@staffブログに残っていました。ご紹介したいと思います。

********

Shing02、富山~石川へ 「はだしのゲン」英訳版を贈呈・石川テレビに監督登場。
http://888earth.net/staffblog/2010/09/shing02-3.html

「Shing02×ミツバチ」

Shing02さんが富山、石川へ。

劇場公開中の金沢・シネモンド前で、シンゴさんが小学校の図書館で読んで、核や原爆に関心を持つきっかけとなったという「はだしのゲン」英訳版全10巻を、映画の上映を応援する市民でつくった「ぶんぶん石川」くまの実行委員長より、贈呈しました。

ぶんぶん石川  banbi.haisai.me/888/

はだしのゲン』米を駆けろ ロス在住、邦人アーティストへ 英訳本贈る  (2010年9月28日 北陸中日新聞石川版 )
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20100928/CK2010092802000156.html

シンゴさん はだしのゲン米を駆けろ

金沢の市民団体 原爆の悲劇を伝えて

原発に頼る電力供給に疑問を投げ掛ける金沢市の市民団体「ぶんぶん石川」が二十七日、同市香林坊の映画館で、米国・ロサンゼルスに住む日本人アーティストshing02(本名・安念真吾)さんに、中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」英訳本を贈った。核廃絶を訴える市民グループのメンバーも駆け付け、日本から米国へ、悲惨な原爆の事実を伝える懸け橋を目指し、草の根の交流が広がった。(白井春菜)

約二十人が見守る中、ぶんぶん石川の熊野盛夫実行委員長(40)が全十巻をshing02さんに手渡した。翻訳グループ「プロジェクト・ゲン」の浅妻南海江代表(68)=同市=や、チェルノブイリ原発事故の被害を受けたウクライナの小学校と交流している元小学校教諭の東滋野さん(75)=同市=も参加し交流を深めた。

浅妻さんは「英語版は米国だけでなく世界中で読んでもらえる。世界中を飛び回るゲンをかわいがってほしい」と呼び掛けた。幼いころからアフリカ・タンザニアなど海外で暮らしてきたshing02さんは「日本を離れ、戦争や原爆の違う側面を知った。知ることとともに、身近な人に伝えることが大切。まずは友人に読ませたい」と意気込んだ。

shing02さんは現在公開中の、原発建設計画に揺れる山口県の祝島を描いた映画「ミツバチの羽音と地球の回転」で音楽を担当。上映を企画したぶんぶん石川のメンバー小原美由紀さん(45)が声を掛け、shing02さんへの英訳本の贈呈と、金沢市内で活動する各グループとの交流が実現した。

shing02さんは青森県の六ケ所村核燃料再処理施設の放射能汚染の危険性を訴える「STOP ROKKASHO」プロジェクトにも参加している。

・・・・・・・・・・・

FBの写真のシンゴさんは、しっかりと当時の北陸中日新聞の記事を掲げてくださっています(感涙(;_:))

 

「ミツバチの羽音と地球の回転」上映中のシネモンド前での、英語版「はだしのゲン」贈呈となりましたが、

この様子はこの日、北陸中日新聞、毎日新聞だけでなく、
なんと、石川テレビでも放送されました! 内容も素晴らしいものでした。

「・・Shing02さんは、主題歌を作る際、映画の舞台となった島を訪れたと言うことで、

『原発を善・悪のひとことで片付けるのではなく、実際に建設予定地を見て体験したことをメッセージとして発信したかった』、と歌に込めた思いを語りました。 出迎えた市民グループのメンバーは、原爆の悲惨さを伝えた漫画、『はだしのゲン』の英語版を贈り、ともに核廃絶について訴え続けていくことを誓い合っていました。  」

~石川テレビ県内ニュースより~

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****************

あれから3年を経て、Shing02さんがさらにたくさんの方々に読んでもらおうと、
ロサンゼルスの Japan Foundation library に「はだしのゲン英語版」10巻を寄贈されたのです。
思えば、この3年間の間には、いろいろなことがありました。
2011年3月11日の東日本大震災、それに伴う福島原発事故。
2012年12月19日には「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんが逝去されました。ご自身の小学校一年生の時の被爆体験をもとに漫画を描かれた中沢さんは、「人類にとって最高の宝は平和」「はだしのゲンは私の遺書。私が伝えたいことはすべてあの中に込めた。これからも読み継がれていってほしい」という言葉を残されました。
そして、今年の夏、記憶にも新しいのは松江市教育委員会が全小中学校に「はだしのゲン」の閲覧制限を求めていたことが報道されたこと。これは瞬く間に大きなニュースとなり、「子どもにはだしのゲンを読ませるべきかどうか」 国内外で大論争が起きました。結果、8月28日に市教育委員会は臨時の校長会で閲覧制限を撤回しました。
この一連の報道で、逆に関心を持ち、書店では「はだしのゲン」を求める人が激増し、増刷が相次いだという報道もありました。
2006年にすでに「僕と核」という研究レポートをWEB上に公開していたShing02さんは、
また新たな専門的な研究を重ね、
その成果を「僕と核2011」
「僕と核2012」として次々と発表してこられました。
http://www.e22.com/atom2/links.htm
ミュージシャンの方が書かれたの? と驚くくらい 素晴らしく専門的価値のある、ビジュアルも洗練された充実のレポートですので、未読の方はぜひともご覧ください。
その一部は2012年春に完成と同時に販売、上映会を開始した鎌仲ひとみDVD作品の「内部被ばくを生き抜く」にも登場しています。
このシーンですよ、覚えていらっしゃいますか?
もちろん、この作品にも楽曲を提供してくださっています。

・・後編に続きます!

(staff   コハラ)

 

ホワイトフードの森社長にお会いしました!

スタッフ日記

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先日、ホワイトフード社長の森啓太郎さんがオフィスにお越しになり、
鎌仲ひとみ監督へのインタビューが行われました。

 

【鎌仲ひとみ監督インタビュー powered by ホワイトフード】
http://item.rakuten.co.jp/food-connect/c/0000000247/

動画と書き起こし全文がご覧になれますので是非チェックしてくださいね♪

ホワイトフード社は、北海道を拠点に、「放射能フリー」な食材を通販している食品会社です。
社長の森さん、10月末に都内で開かれた「内部被ばくを生き抜く」上映会に
わざわざ北海道から、鎌仲監督に会うために来てくださったんです!

 そのきっかけになったのは、「内部被ばくを生き抜く」にも登場する、
二本松市、佐々木るりさんの幼稚園で開催される親が作る放射能フリーの昼ごはん「るりめし」に
ホワイトフードさんが北海道のお米を放射能検査した『ホワイトライス』を継続的に無償提供されていて
るりさんが鎌仲監督のことを紹介してくださったということです。

社長の森さん、ご自身が小さなお子さんともつお父さんでもあります。
もともとは、IT系のお仕事をされていたそうなのですが、
福島第一原発事故後、なんとしても安全なものを子どもに食べさせたい
しかも、自分の子どもだけでなくもっと多くの人が安全な食品を選べるようにしたい・・・
と考え、食品会社を始められたそうです。

 

【ホワイトフード】http://www.whitefood.co.jp/

 

ホームページを開くとまず目に飛び込んでくるメッセージ。

 

「子どもと妊婦さんを応援します。
国の基準の200倍厳しい、
0.5ベクレル/kgまで放射能検査して出荷しています。」

 

検査の方法も細かく説明されていますし、
【ホワイトフードの放射能検査について】http://www.whitefood.co.jp/kensa/index.php

さすが、IT業界ご出身だけあって、通販サイト自体がとても見やすい!
小さなお子様をもつ全国のお父さん・お母さんたちがご利用されているそうです。

 

震災のずっと前に、「六ヶ所村ラプソディー」に登場してくださった
小出裕章先生との対談インタビューも掲載されています。

どうぞご注目ください!

撮影風景。オフィスが散らかっていますが・・・編集室です。

撮影風景。オフィスが散らかっていますが・・・編集室です。

 

(スタッフ 和田)

 

ベラルーシからのお土産 亜麻布の話

スタッフ日記

 

7月、ベラルーシ取材に行ってきた鎌仲監督が、スタッフの私たちに持ち帰ってくれたお土産はちょっと変わっていました。
亜麻で織った、大きなそのままの布です。
なんでも、ベラルーシでは亜麻の織物が特産品なんだそう。
これを、手作りが得意なスタッフKさんがランチョンマットにしてくれたのが、こちら!
早速自宅で重宝しています。

 

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それにしても、ベラルーシの特産品について、全く知らなかったな、とこのお土産をもらって気づきました。
元ソ連で、チェルノブイリ原発事故の被害が大きい、貧しい国、というイメージがありましたが、それだけしか知らなかった自分に気づいたのです。

そこで少し、ベラルーシのことを知ってみたくなり調べてみました。

「ベラルーシ共和国」ができたのは、ソ連崩壊後の1991年のこと。
まだ国としての歴史はほんの20年くらいなんですね。

一方、今ベラルーシと呼ばれている地域には、石器時代からずっと人が住んでいたそうです。
今の西ヨーロッパ、ポーランド、バルト三国のあたり、そしてロシアといった、力をもったエリアの間にはさまれていた地形ゆえに、交易のために人がゆきかい繁栄した時期
もあれば、ひとたび戦争となると、戦禍に巻き込まれがちな歴史でした。
他民族にしばしば支配された経験があるベラルーシ人は、自他ともに認める「悲劇の民」とも言えます。

でも、他民族に翻弄された歴史をもつ民族って、けっこう、隠れた強さや、同じように苦労する人への思いやり、が特徴的だったりします。
ベラルーシ人も、まわりの大国に翻弄される中で、周辺国を過剰に敵視したりぶつかりあったりせず、うまくやっていく処世術や、ヨーロッパ中で迫害されていたユダヤ人を
寛容に受け入れるおおらかさを身に付けたようです。
まわり中強い人たちに囲まれて、それでも独自の言葉や文化や伝統を受け継いできたベラルーシの人たちは、実はなかなかのやり手かもしれません。

そんなベラルーシの人たちの間で伝統的に受け継がれてきたものの中に、亜麻の織物があります。
白い亜麻布に赤い糸で幾何学的な刺繍模様が施されているのが典型的なベラルーシの民族衣装だそうです。
亜麻布のことをリネンとも言います。
同じ麻の仲間に、ヘンプやジュートといった素材もありますが、亜麻は中でもっともやわらかく、肌触りがよく、強くて上等です。
通気性・吸湿性に優れていて、あつーい日にリネンのものを身につけていると、木綿にくらべて3度くらい涼しく感じるとか。
しかも、防カビ性に優れ、雑菌の繁殖を抑制するため、臭いもつかず、汚れ落ちもしやすく清潔感もばっちり。
とっても重宝するので日本でも人気がありますよね。
特にナチュラル志向の人たちにも人気が高いリネン市場を狙って、最近のベラルーシでは国をあげて亜麻製品を売り出していこう!と頑張っている様子です。

亜麻の繊維は、フラックスという一年草から採れます。
これが、寒い国でも、雨量にかかわらず、肥料や農薬もあまり必要とせずぐんぐん育つので、まさにベラルーシのような場所で耕作するにはぴったり。
耕作面積でいうと、亜麻の栽培に力を入れているベルギーやフランス、ウクライナやロシアも抜いて世界2位なんです。
ちなみに1位は中国ですが、加工されたリネンは、ベラルーシから中国へ輸出もしています。
まだ、ベラルーシのリネン産業全体では赤字、だそうですが、ヨーロッパから最新の設備も導入し、質の良いものを戦略的に売り出そうと一生懸命です。

ちなみに、フラックスの使い道は、リネンだけではありません。
種はパンづくりや甘いのみものの材料にもなるんです。
6月に開花する青や白の花は、国の紋章にもなっています。
まさに亜麻製品は、ベラルーシの人たちの衣食住をささえてきた心のふるさとのような存在のようです。

そうわかると、お土産にもらったこのリネンのランチョンマットが、いっそうありがたく感じられるようになりました。
本当に、すっごく肌触りもよくて、汚れ落ちもよくて、気持ちいいし、ベラルーシの歴史と情熱が詰まった一品だ、と実感します。
日本でもっともっと、こういう製品を通じてベラルーシのことが知られる日が来たら嬉しいなぁ、と思います。

そして改めて、FUKUSHIMAが、「原発事故のあった場所」とだけ世界に記憶されてしまうとしたら、なんて悲しいことだろうと思いました。
福島の自然の美しさや豊かな暮らしのこと、福島を愛している人が沢山いること、その中で福島で生きることを選ぶ人もいれば避難を決めた人もいること。
もっと沢山の人に知ってもらえますように。

「カマレポ」や「小さき声のカノン」ではそんなベラルーシ取材の一部をお見せできると思います。
中身は主にチェルノブイリ原発事故後のことについてですが、その歴史や暮らしのことにも思いを馳せながら観ていただけたら嬉しいです!

★参考 ベラルーシの特産品について

(staff ワダ)